データロガー 実装から検査までの作業の流れ『LS350-TH編』
『小型温湿度データロガー LS350-TH』は日本国内で製造を行い、
厳しい検査基準を満たした製品のみが出荷されます。
本日は、『LS350-TH』が製品として完成するまでの作業の流れを
ご紹介いたします。
実装工程
表面実装部品
【表面と裏面実装後(表面実装)の「小型温湿度 データロガー LS350-TH」】
機械実装後の「LS350-TH」基板の表面と裏面の写真になります。
機械実装後には、画像解析装置により、
- 正しい位置や方向で部品が実装されているか?
- はんだ付けが問題なくされているか?
などの確認を行っています。
目視による実装確認やはんだ付け確認も実施し、次の工程に進みます。
挿入実装部品
【表面と裏面実装後(挿入実装)の「小型温湿度 データロガー LS350-TH」】
「USBコネクタ」と「LCD(液晶)」の実装を行います。
『小型温湿度データロガー LS350-TH』の挿入実装部品については、
手はんだにて実装を行っています。
写真の液晶につきましては、表裏両方の写真の一番下側基板のみ、
はんだ付けを行った状態になっています。
挿入実装部品のはんだ付けでは、ピンホール、はんだブリッジ、はんだ上り不足などの
不良に注意し、はんだ付け作業を行います。
検査工程
温湿度測定(精度試験)
【恒温恒湿器で精度試験を行う「小型温湿度 データロガー LS350-TH」】
基準温湿度計と製品を恒温槽にて温湿度を一定に保った環境でデータを記録し
測定結果を比較します。
検査
検査項目
【すべての検査項目を行う「小型温湿度 データロガー LS350-TH」】
- LED点灯確認
製品に使用している全LEDの点灯確認を行います。 - LCD(液晶)表示確認
LCDの全ての文字が表示することを確認します。 - スイッチの操作確認
モードSW、設定SW、表示確認SWの操作確認を行います。 - 消費電流の確認
- 外観確認
ケース外観、取り付けビスのトルク確認、機銘板シール貼付、梱包内容物の確認
これら全ての検査項目において、抜き取り検査ではなく全数検査を行い、
厳しい検査に合格した製品のみが出荷されます。