『スルーホールビアからのジャンパー』と『電解コンデンサ』を使った基板改造事例-Part5-
本日の基板改造事例は、ジャンパー配線と電解コンデンサを用いて行った基板改造のご紹介です。
- 一点目は、ジャンパー配線場所がスルーホールビアを利用しての改造事例。
- 二点目は、電解コンデンサを使っての改造で、チップタンタルコンデンサに並列で電解コンデンサをはんだ付けする改造事例になります。
弊社ではお客様のご要望により、基板改造(パターンカット、ICの足上げ、ジャンパー配線など)や部品のリペア作業も行っています。
長年のノウハウや熟練の技術者による作業で、難易度の高い改造や部品のリペア作業でも高品質な仕上がりでご提供いたします。
基板改造_「スルーホールビア」を利用しての改造事例
スルーホールビア(基板の全層を貫通したビア)を利用してのジャンパー改造です。
お客様からの改造指示では、写真とは違った場所へのジャンパー改造の指示でしたが、より短距離での配線、見栄え、難易度等を考慮して、改造場所を変更し作業を行いました。
※改造方法の提案をして、許可を得てから作業を行っています。
スルーホールビアを利用してのジャンパでは、スルーホールランドが小さく強度に不安があるため、基板にもよりますが、スルーホールにジャンパー線の芯線を通してはんだ付けを行っています。
基板改造_「電解コンデンサ」を利用しての改造事例
チップタンタルコンデンサに並列で電解コンデンサをはんだ付けする改造になります。
部品はご支給いただいての改造依頼で、特別な指示はありませんでしたが、製品都合により高さ制限があるようでしたので、電解コンデンサは横に倒しての改造方法としました。
また、改造後の引っ掛け破損防止や、シリコン塗布のやり易さ等を考慮しても、電解コンデンサを横に倒しての改造方法が強度面でも最適だと思います。
他社で断られた改造にも対応
他社で改造を断られたお客様からのご依頼にも対応しております。
試作基板の回路変更、設計変更、修正など、基板を作り直す「時間や費用の余裕がない」場合、基板の改造で対応いたします。
非常に困難な改造や改修の実績が豊富にありますので、ご期待にお答えします。
基板の改造でお困りであれば、お気軽にお問合せ下さい。